遺産分割調停の長所と短所

通常は相続人による遺産分割協議におって遺産の分配を決めますが、当事者同士の話し合いで感情的な対立が起こっていると話がまとまらないことがあります。放置していると時間の経過とともに相続人が増加し、関係が複雑化して更に決着が困難となります。遺産分割調停は家庭裁判所によって選任された調停委員が間に入って妥協点を探し、解決に導くという制度です。遺言がある場合でも、遺言と異なる遺産分割をすることも可能です。第三者による介入で冷静な話し合いができるというメリットがあります。
二度三度の調停で解決できる場合はいいのですが、最近ではなかなか譲歩に至らず、長い人では数年もかかるなど調停が長期化するケースも多く見られます。昔に比べ相続金額が低くなってきていることから、合意に至らない原因は金額の大小ではなく、感情によるところが大きいようです。長期化すると、調停は平日しかできないので仕事を休まなければならなかったり交通費がかかるなど費用の問題や、感情的な対立が長く続くために精神的に疲弊します。相手の言い分を丸呑みする必要もありませんし、主張すべきことはするべきですが、こうしたデメリットを頭に置いて互いに譲歩しあい、長期化を避けて合意の道を探ることが大事です。ゲートボール

コメントは受け付けていません。